ご挨拶

木輪組は、伝統的な工法を活かした木組の家の設計を得意とする設計事務所です。
オダ工務店の枝わかれ的な存在として、職人による家造りをサポートしています。現場の声、施主様の声を案配良くまとめ、住み心地の良い家造りの提案をしていきたいと思います。

[構造と意匠]

活きた木を使うというのが木組の家の特徴です。その活きた木が心地良く組み込むように架構を心掛けています。
組みあがった骨組が強く、そして綺麗に見えるように骨組がそのまま意匠になりますので、色々と工夫を重ねていきたいと思っています。

[古い家を参考に]

古い家を直す時、少し手を加えるだけで味わいのある家として生まれ変わります。
また所々に自然との関わり、上手に工夫を施されていて、新しい家造りの参考になる点も沢山あります。
自然の素材を使い、暮らしやすい家を「現代民家」として提案していければと思っています。

[素材]

家造りに使う木は「三河の木」と「土」。
調湿・蓄熱・防火などは、暮らすならば自然と相性の良い素材を選びたいと思います。
使い方次第で永く使え、時が経つにつれ味わい深くなっていきます。そんな魅力的な木と土の家をお奨めできればと思っています。

[職人がつくる家]

伝統的な木の家は、地域性や職人が育った環境で少しづつ違いがあります。木の力を活かす、木の弱点を助けるという木使いの約束事によって出来上がっています。
大工の技量を問われますが、家造りを通じて、次世代の大工職人が育つ場を設計事務所の観点から育んでいきたいと思っています。